2020年読んだ本とBEST5
お久しぶりです。蜜柑です。
夏以来の更新となってしまいました・・・
そして、2021年にもなってしまいました。
去年は、コロナ渦で、大変な1年でしたが、皆さんはどうだったでしょうか。
私は、ここ数年で1番読書ができたかなあと思っています。
私は、全国転勤の会社なので、
県外移動ができなければ、近くに会社の人しかいないので、
家族や友達など会いたい人になかなか会えないという1年は辛かったですが、
家にいること自体は大好きなので、そこに関するストレスはなかったかなと思います。
もちろん、こんな状況が続いてほしくないので、2021年は、コロナに悩まされない年になるといいなと思っています。
しかし、いま現在、毎日のように感染者数は増えており、緊急事態宣言も再出されたところもありますね。
もう少しは、ステイホームでいる日々が続くと思いますので、
今日は、私の2020年に読んだ本とおすすめ小説BEST5を紹介します。
これから、本を読もうと思っている方は、ぜひ参考にして頂ければ嬉しいです。
では、まず、2020年に読んだ本の一覧を月ごとに振り返ります。
◎1月
・辻村深月『ツナグ 想い人の心得』
・東野圭吾『虚ろな十字架』
◎2月
・朝井リョウ『どうしても生きてる』
・瀬尾まいこ『強運の持ち主』・・・再読
・今村夏子『星の子』
・村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』
◎3月
・築山節『脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める』
・メアリーシェリー『フランケンシュタイン』
・湊かなえ『山女日記』
◎4月
・柚木麻子『ナイルパーチの女子会』
・凪良ゆう『流浪の月』
・小川糸『ツバキ文具店』
◎5月
・辻村深月『凍りのくじら』・・・再読
・桐野夏生『ハピネス』
・畑野智美『罪のあとさき』
・凪良ゆう『神さまのビオトープ』
・瀬尾まいこ『そして、バトンを渡された』・・・再読
◎6月
・彩瀬まる『あのひとは蜘蛛を潰せない』
・天祢涼『希望が死んだ夜に』
・柚木麻子『BUTTER』
◎7月
・小川糸『ライオンのおやつ』
・朝井リョウ『発注いただきました!』
・鯨井あめ『晴れ、時々くらげを呼ぶ』
◎8月
・綿矢りさ『手のひらの京』
・今村昌弘『屍人荘の殺人』
・古内一絵『マカン・マラン-二十三時の夜食カフェ』
・畑野智美『神さまを待っている』
◎9月
・東野圭吾『夜明けの街で』
・古内一絵『女王さまの夜食カフェ-マカン・マランふたたび』
◎10月
・桐野夏生『ロンリネス』
・歌野昌午『ずっとあなたが好きでした』
・古内一絵『きまぐれな夜食カフェ‐マカン・マラン みたび』
・柚木麻子『伊藤くんA to E』
◎11月
・朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』
・カズオイシグロ『わたしを離さないで』
・天祢涼『あの子の殺人計画』
・角田光代『さがしもの』
◎12月
・島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』
・瀬尾まいこ『夜明けのすべて』
・島本理生『ファーストラヴ』
・綿矢りさ『夢を与える』
・森絵都『出会いなおし』
以上です!
2020年は、48冊読了でした。(本当は50冊目標だったのですが・・・。)
今年は、再読本も5冊あって、どれも高校時代以来に読んだのですが、
あの時とはまた違う印象や読後感を持てました。
やはり、自分でも数年のうちに考え方が変わってたりするものなんだなあと感慨深く思って、再読も面白いなと思いました。
こういう時、手元に本があるというのは良いことで、いつでも読みたくなったら本棚から取り出して読めるので、今年は、再読ももっとしてみようかなあなんて思っています。
そして、ここからBEST5をご紹介します!
ひと言ずつ添えます。
第5位 凪良ゆう『流浪の月』
2020年の本屋大賞!
偏見や、決めつけ。本人の心を勝手に解釈する世間。
まさに今の時代に読んでほしい本だなあと思いました。
そして、凪良ゆうさんの繊細な文章がとても好きでした。表紙も素敵。
まだ読んでいないという方は、ぜひ!
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第4位 朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』
去年、本を読んでいて一番笑った本かもしれません。
朝井リョウさんは、小説は、ぜんぶ読んでいる位、高校時代から好きな作家の1人です。
でも、まだエッセイは読んだことなくて。。
そもそも、私は、あんまりエッセイ自体読んだことがなくて。しかし、朝井リョウさんのエッセイは、本当に面白いと聞いたので、手に取ってみました。
実際は、本当に面白かった。
朝井リョウさんは、芸人か?と疑ってしまうくらい、言葉が全部面白かった。
今年、とにかく笑いたい!と思った方や、本をあんまり読まないといった方に特におすすめです。
あとは、私のようにエッセイをこれまであんまり読んだことがない方、騙されたと思って、ぜひこれは手に取ってみてください!
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第3位 朝井リョウ『発注いただきました!』
またもや、朝井リョウさん。
デビュー10周年を迎えた朝井リョウさんが企業とのタイアップで書いた短編小説や、エッセイなどをまとめた1冊です。
一つ一つが短いので、飽きずに読めるし、どれもいい味が出ていて、とても良いです。
いつものダークな感じ・青春小説・面白エッセイのすべてが詰まっています。
朝井さんの本をまだ読んだことがない方にも、おすすめできる1冊です。
そして、私の大好きなaikoの曲が出てくる短編小説が出てきます。。
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第2位 東野圭吾『虚ろな十字架』
東野圭吾さんにハズレは、ほぼないと思っています。
トリックがどうのっていうのじゃなくて、事件の真相・人の苦悩・喜び・人の弱い心すべてが詰まっているのが東野さんのミステリー小説です。
そして、途中から止まらなくなる。。というのが東野さんの特徴。
物語の最初はここにつながるのか・・・という伏線回収も見事。
死刑になることは、本当に罪を償う事なのか?という問題提起型小説です。
重いテーマですが、読みだしたら止まりません。ぜひ。
[rakuten:book:18583656:detail]
第1位 村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』
2020年1位は、この小説でした。
小学校から中学校の思春期が描かれています。
思春期とか、青春とかって、キラキラしたイメージを持つ方が多いかと思いますが、
この小説は、本当にリアルで、クラスにある張り詰めたヒエラルキーが描かれています。中学時代は、もう10年以上の事なのに、忘れていた嫌な記憶も、何が楽しかったとかすべて、追体験したかのように蘇りました。
学生時代は、教室の中が自分の人生のすべてだと思ってしまうけれど、大人になったらそんなことないとやっと気づくことができる。
でも、当時は、到底そんな風に思えない。私も、その当時にこれを読んでいたら、苦しみながらも、救われたのかななんて思いました。
ここまで、リアルに描かれている青春小説は初めてでした。
小学校から中学校にかけて、大きく4人の人物たちの成長過程を見れるのも私好みでした。
学生時代をたまに思い出しては、苦しんでいる方・また、今学生の方、ぜひ手に取ってみてください。
[rakuten:book:17496524:detail]
この作品は、またいつか書評で、あげようと思っています。。
以上が2020年のBEST5でした。
今年は、50冊目標に読もうと思います!そして、毎年こんな風に1年を振り返れたらなと思っています。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
今年は、更新の頻度もあげたいと思っています。。
宜しくお願いします!